トップページ > 看護介護全国ニュース(BERITA PERAWATAN) > 2012年5月 第137号

ヘッドライン ... このニュース記事は、EPA(経済連携協定)及び、外国人看護師・介護福祉士に関する全国ニュースをダイジェストでまとめたものです。

看護師試験に3人合格 鴨川の病院で勤務のフィリピン人女性(2012/4/2 関東産経ニュース)

経済連携協定(EPA)に基づきフィリピンから来日した女性3人が看護師の国家試験に合格し、4月から鴨川市の亀田総合病院で勤務を始めた。3人は看護助手として同院で働きながら勉強し難関を突破。「不安はあるけどがんばっていきたい」と話している。

看護師となったのは、デビー・サラウサさん(30)、ファティマ・サンティアゴさん(27)、アンジェリカ・タボラさん(26)。いずれも母国では大学卒で看護師資格を取り働いていたが、進んだ医療技術を身に付けようと平成21年5月に来日。約半年間の日本語などの研修を終え、同院で看護補助の仕事に就いた。

看護師試験は漢字が難解なことなどから、外国人の合格者数は21年がゼロ、22年が3人、昨年が16人と低迷。サラウサさんらは、ハードな勤務の合間を縫って支え合いながら勉強を続けた。

サラウサさんは「時々くじけそうな気持ちになったが、強い決意があれば合格できると思っていた」と喜びを語り、同病院の丸山祝子看護部長は「3人ともとても明るくて、患者に必要とされるすてきな看護師になると思う」と期待を寄せている。

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EPA看護師候補生が勉強中 済生会病院(2012/4/5 わかやま新報)

経済連携協定(EPA)に基づいて厚生労働省がインドネシアから受け入れた看護師候補生2人が、 済生会和歌山病院(和歌山市十二番丁、 松ア交作院長)で日本の看護師資格を取得するため日々、 仕事と勉強に励んでいる。 在日期間は昨年7月から3年。 同院の支援を受けながら来年の国家試験合格を目指す。 同院での候補生の受け入れは初めて。

同院が受け入れた候補生は、 シアニパル・メイラニ・ジョイスさん(28)とダマニク・エスタウリナさん(同)。 語学研修を経て、 ことし1月から同院で勤務している。 2人はインドネシアの病院での3年から5年の看護師経験を持ち、 日本文化への興味や、 新しいことにチャレンジしたいという気持ちからEPAプログラムへの参加を決めた。

日本に来る看護師候補生にとっては、 日本語の難しさと、 文化の違いなどが大きな壁。 受け入れる側として環境整備などのサポートが必要となってくる。 現在は、 午前中は整形外科病棟で看護助手として、 シーツ交換や患者の入浴の手伝いの仕事をこなし、 午後からは看護師長など医療スタッフの指導を受けながら勉強している。

メイラニさんは 「患者さんと話をするのが楽しい。 日本で看護師になれるように頑張る」、 エスタウリナさんは 「毎日、 みんなに日本語を教わっている。 試験に合格して日本で働きたい」 と意気込みを見せている。 同院の松ア院長(64)は 「2人とも頑張り屋で一生懸命。 仕事も勉強も助け合うことが大切。 合格できるように協力していく」 と話している。

平成23年度、 県での看護師候補生の受け入れは5人。 同院の他、 那智勝浦町立温泉病院などがインドネシアとフィリピンから受け入れている。

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EPAで来日のデアシさんに採用辞令 瀬戸内・長島愛生園で看護師に(2012/4/11 山陽新聞)

経済連携協定(EPA)に基づいてインドネシアから来日し、看護師国家試験に県内で初めて合格したデアシさん(28)に11日、研修先だった国立ハンセン病療養所・長島愛生園(瀬戸内市邑久町虫明)から看護師として正式採用する辞令が交付された。

交付式では、デアシさんが5日付の採用辞令を受け取り、国家公務員として職務を全うする宣誓文を朗読。藤田邦雄園長は「日本とインドネシア両国の懸け橋になるよう力を尽くしてほしい」と激励した。

式後は配属先の第一病棟(外科)で同僚看護師や患者から祝福を受け、「皆さんの応援があって合格できた。患者に寄り添った看護に努めたい」と話していた。

デアシさんは2009年11月に来日。語学研修後、10年1月から同園で働きながら受験勉強していた。09年にEPAで来日した看護師候補は今年が原則最後の受験機会で、県内は8人が挑んだが合格はデアシさんだけだった。

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EPAで看護師、介護福祉士合格 インドネシアの4人、阿部知事と懇談(2012/4/12 中部産経ニュース)

経済連携協定(EPA)に基づいて今春、国家試験を受験し、看護師と介護福祉士になった4人のインドネシア人が12日、長野県の阿部守一知事と懇談し、合格を報告するとともに同県内での活躍を誓った。いずれも来日して初めて日本語に触れながら専門の勉強を重ねただけに、「専門の勉強に入る前に公的援助で日本語を学ぶ機会が必要」との意見で一致した。

看護師の試験に合格したのは、相沢病院(松本市)のジュニタさん(27)と県厚生連富士見高原病院(富士見町)のアンディ・プラセティヨさん(27)。介護福祉士に合格したのは「うえだ敬老園」(上田市)のロフマンさん(26)とユリウス・イェサヤ・アンパンさん(27)。いずれも県内で初めての合格者だ。

「日本のマンガが好きで、どうしても日本で働きたかった」などと話す4人だが、勉強の難しさについては「最初は患者さんが何を言っているのか聞き取れなかった」「社会保障や法律などの専門用語がとても難しかった」「医療機器の名前もインドネシアとは違い、覚えるのが大変だった」話し、言葉の壁が一番の難関と振り返った。

ジュニタさんに同行した相沢孝夫相沢病院院長も「これからの日本は若い労働力確保が不可欠。日本がお金を出して母国で日本語を学ぶことが必要だ。合格者が日本で働いてよかったと感じられるようにすることが私たちの役割だ」と強調した。

今後の抱負について4人は「もっと日本語を勉強して心臓を担当する部署で働きたい」(ジュニタさん)、「インドネシアには医療保険制度が整備されていないので、日本での経験を生かしたい」(プラセティヨさん)、「将来、母国に帰っても笑顔で声をかけられる介護福祉士になりたい」(ロフマンさん)などと話した。阿部知事も「長野県で働き、インドネシアにも貢献してほしい」と激励した。

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日越EPAで看護師候補者など受け入れ決定- 日本語能力のハードルを初めて設定(2012/4/19 キャリアブレイン)

政府は18日、経済連携協定(EPA)に基づき、ベトナムからの看護師と介護福祉士の候補者の受け入れを決定した。これまでにインドネシアとフィリピンから受け入れた看護師候補者の国家試験の合格率が、言葉の壁などを原因に低迷したため、入国時に初めてハードルを設け、日本語能力試験で、日常使われる日本語をある程度理解できる「N3」以上の認定の取得を求める。早ければ、来年にも最初の候補者が入国する。

N3は、新聞の見出しからニュースの概要を把握でき、自然にやや近いスピードの日常会話を聞いて、話の具体的な内容や、登場人物の関係をほぼ理解できるレベル。N3以上の認定を受けるため、ベトナムからの候補者には、入国前に約1年間の日本語研修を実施。最初の研修は今年秋にスタートする見通しだ。

入国後は、2、3か月の間、日本語や日本の社会・文化などの研修を行う。

N3より幅広い場面で使われる日本語も理解できる「N2」の認定を取得している候補者は、インドネシア、フィリピンの候補者と同じく、日本語研修が免除される。

看護師候補者になる条件としては、現地での3年制か4年制の看護課程の修了、看護師としての2年間の実務経験と、看護師国家資格の取得を求める。日本での滞在期間は最長3年で、3回まで国試にチャレンジできる。

介護福祉士候補者も同様に、現地での看護課程の修了が条件となる。入国後、介護施設で3年間就業してから国試を1回受験できる。

また、就労はせず、2年制以上の養成校を卒業して国試を受験する「就学コース」も設ける。

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日越EPAで看護師候補者など受け入れ決定-日本語能力のハードルを初めて設定(2012/4/19神戸新聞)

海外との交流拡大を目指す経済連携協定(EPA)に基づいて来日し、1月に初めて実施された介護福祉士の国家試験に合格したインドネシアの男女4人が20日、神戸市中央区八幡通4の三宮研修センターで合格までの勉強法などを報告した。

両国間であっせん業務にあたる社団法人国際厚生事業団(東京)の主催。4人は、日本語独自の表現や母国にはない日本の社会制度、やる気や体調を維持することの難しさについて語る一方で、「施設の職員など周囲の支えがあったからこそ続けられた」といった感想を口にした。

会場には、これから合格を目指すインドネシア人や施設担当者ら約60人が県内外から訪れ、熱心に耳を傾けていた。

今回の試験では、県内の3人を含む36人が、福祉施設などで働きながら日本語や試験の勉強を続け、合格を果たした。

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「試験より支援体制に不備」-インドネシア人介護福祉士、厚労省検討会で(2012/4/27キャリアブレイン)

厚生労働省の「経済連携協定(EPA)介護福祉士候補者に配慮した国家試験のあり方に関する検討会」は27日、3回目の会合を開き、関係団体や今年の国家試験で合格したインドネシア人介護福祉士からヒアリングを行った。インドネシア人介護福祉士からは、実施が検討されている試験時間の延長や、問題のすべての漢字に振り仮名を振る対策などについて否定的な意見が続出。「試験自体より支援体制に不備がある」との声も上がった。

「経済連携協定(EPA)介護福祉士候補者に配慮した国家試験のあり方に関する検討会」

現在、特別養護老人ホーム(特養)の「ケアポート板橋」(東京都板橋区)で働くメイダ・ハンダジャニさんは、問題のすべての漢字に振り仮名を振る案が検討されている点について、過剰な振り仮名は「読みにくいだけで意味がない」と指摘。母国語での試験の実施については、「母国語での試験に合格したところで、日本の介護現場で戦力となるのは難しいのではないか」と述べた。また、EPA介護福祉士候補者の合格者が少ないことに関して、「試験自体でなく支援体制に不備がある。日常的に学習支援を行っている施設への財政的な面も含んだ援助を行う方が、合格者は多くなるのではないか」とも指摘した。

特養の「緑の郷」(横浜市)で働くティアス・パルピさんも、すべての漢字に振り仮名を付記したりするなどの対策について、否定的な意見を述べた上で、「日本人と同じ条件で試験を受け、合格したことをインドネシア人として誇りに思っている。(EPA介護福祉士候補者だけ)試験時間を延長し、合格したとしても、自分自身も周りの人も納得しない」と述べた。

会合では、全国老人福祉施設協議会(全国老施協)や全国老人保健施設協会(全老健)など関連団体からのヒアリングも行われた。全国老施協の担当者は、すべての漢字に振り仮名を付記することや母国語・英語での試験の実施については、否定的な意見を述べた上で、「EPA介護福祉士候補者を介護報酬上の人員配置基準から除外するのは、全くの矛盾で、差別である」と強く批判。全老健の担当者も同様の意見を述べた。全国社会福祉協議会と全国社会福祉施設経営者協議会の担当者も、日本で働く以上、母国語・英語での試験の導入は不要と指摘。振り仮名についても、義務教育修了者が読める用語については不要とした。また、EPA介護福祉士候補者の教育体制については、「可能であれば学習を客観的、継続的に指導できるようなメンターを置くべきではないか」と述べた。

次回会合で取りまとめのたたき台―厚労省

会合で、厚労省社会・援護局福祉人材確保対策室の佐々木裕介室長は、検討会の議論を来年の介護福祉士国家試験の問題に反映させるため、6月から7月までの間に検討会としての意見を取りまとめる必要があると指摘。その上で、5月下旬の次回会合では、取りまとめのたたき台となる案を提示する方針を示した。

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第1陣で国家試験に合格できなかった看護師候補者の一部が5月上旬に帰国へ。日本大使館は再受験・就職で帰国者ら支援へ(2012/4/29 マニラ新聞)

比日経済連携協定(EPA)に基づき、2009年に渡日した第1陣の比人看護師候補者の在留期限が、5月9日に切れる。1月の国家試験に不合格だった51人は、救済措置として決まった1年間の在留延長に必要な3条件が満たせない場合、同日までの帰国を余儀なくされる。これを受け、在比日本大使館は、比政府、比日本人商工会議所などと協力し、帰国者らの国家試験再受験、比国内での再就職に向けた支援をする。

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